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ドクターコラム
2014.10.21
こんにちは!
3月も終わり、4月になりました。
4月は入学、進学、就職など変化の大きい月ですね。 何かを始めるのにもピッタリな季節でもあります。
みなさんはいががお過ごしでしょうか?
前回からスタートしたデンタルIQアップの為の説明、今回は歯の構造について説明していきます!
★エナメル質:歯冠(歯肉の上に見えている部分)を 覆っている半透明で、硬い組織です。その硬さは水晶の硬さに相当します。唾液に接している再表層は硬く石灰化していますが、歯垢(プラーク)の細菌が出した酸により脱灰(エナメル質中のカルシウムやリンが放出されること)が生じるとむし歯になることがあります。
★歯髄(しずい):一般に「歯の神経」とよばれ、血管や神経からなります。根の部分は細い管になっていて数本に分かれていることがあります。むし歯が進行して細菌に感染すると、炎症が起こって痛みが生じます。 ★セメント質:歯根(歯肉の中の骨に埋まっている部分)の象牙質を覆っている組織です。淡い黄色で象牙質よりやや軟らかい(骨と同じ硬さ)この中にある線維により歯は歯槽骨に固定されています。
★歯根膜(しこんまく):歯根と歯槽骨との間にあり、歯と歯槽骨を結びつけている組織です。これがクッションのように働き、歯が動いたり、歯に加わる圧力を緩めたりします。
★歯槽骨(しそうこつ):歯根が埋まっているあごの骨のことです。歯根膜に直接接する層には歯を固定する線維が入っています。
★歯肉(しにく):いわゆる「はぐき」のことです。歯冠と歯根の境目の部分で歯にくっついています。歯と歯肉のすき間に歯垢(プラーク)が蓄積して炎症が起きるとすき間の溝が深くなり「歯周ポケット」になります。
これが歯の基本的な構造です!
一口に歯といってもたくさんの組織から構成されています。
次回はむし歯と歯周病について書いていきます。